先日、ティアラこうとうで「ロイヤル・エレガンスの夕べ」という、英国ロイヤルバレエ団の現役トップダンサーによるガラ公演を見ました。
ロイヤルバレエの歴史ともいえる演目の数々は、本場ロンドンでも見られない公演だったそうです。
プティパ、アシュトン、バランシン、マクミランそして新進のウェイン・マクレガー、リアム・スカーレットの作品が一度に見られるとは。
しかも会場は客席数600という見る側からはとても贅沢な空間でした。
1曲目の、ラウラ・モレーラとスティーヴン・マックレーの「リーズの結婚」よりパ・ド・ドゥで、もうやられました。
音と動きが合っていて、なんと表現したらよいのか、、、時間が止ったような、光があたっているような、初めての感覚でした。
それにしてもラウラ・モレーラさんは、どうしてこんなにも熱くハートで踊れるのでしょうか?
「リーベストゥラウム」、「マノン」も凄かったです。
肩甲骨のところが、、、西洋人の骨格の違いなのでしょうか?
やっぱりバレエは、外国のものだなと感じる部分です。
でも日本人も負けていません。
バーミンガムロイヤルバレエ団プリンシパルの佐久間奈緒さんが、「海賊」と「白鳥」のパ・ド・ドゥをツァオ・チーと披露。
正統派の古典作品を優雅にきっちりと決めました。
本当に素晴らしい公演で、一緒に行ったライターさんたちも良かったと口々に言っていました。
この公演を企画・主催してくださったダンスツアーズプロダクションに感謝です。
ありがとうございました。
佐久間奈緒さんは、この秋に新国立劇場の「シルヴィア」に主演します。
(先日インタビューさせていただきましたが、とてもかわいらしい方でした。)
ヴィントレー芸術監督が、1993年にバーミンガム・ロイヤル・バレエ団で振付をし、吉田都さんがシルヴィアを踊っています。
2009年からは佐久間さんが引き継いでいます。
ヴィントレー版シルヴィアは、現代のシーンが追加され、分かりやすいコメディー仕立てになっているので、バレエを知らない人でも楽しめそうです。
音楽もとても素敵なので是非見たいです。
今回の公演で、佐久間さんの古典作品以外を見たいと思った方にも、良い機会ですね。