踊りは古来より、
目にはみえないけれども たしかに存在する おおいなるもの
への感謝と祈りから生まれました。

田楽太鼓踊りとは

いろいろな説がありますが、田の遊び、農作業の合間の人々の楽しみでした。
疲労回復、ストレス解消でもあったと思います。
また太鼓は、作業の効率を上げるための合図でもありました。
太鼓は古来より神社仏閣に設置され、神仏を呼び起こすものと考えられています。
ですから田の神様に五穀豊穣を願う、祈りと感謝をこめたまっすぐなこころで、
楽しく明るく打って踊っていたと思います。
暮らしそのものが自然と一体に生きてきた、日本人のこころの美しさ、
やさしさ、明るさを太鼓の音や踊りを通して、感じてみては、いかがでしょう。
楽しいこと、明るいこと、懐かしいことは、こころにも、身体にも良いはずです。

私のお教えする田楽は、
御諏訪太鼓宗家 小口大八 先生作曲振り付けの「勇み駒」 という曲です。
「勇み駒」は40数年前からの曲ですが、田楽は長野オリンピックの際に新たに加えられたものです。
抱えるような太鼓を撥をくるくる回しながら打ちます。
「どんくる、どんくる、、、」という口伝を言いながら打つのが、のどかで癒されます。
頭の体操にもなります。動きも単純ながら、踊ることに大事な点がいろいろ入っています。
勇壮な宮太鼓とは違って、女性やお子様にぴったりだと思います。
私もはじめは、太鼓なんて出来ないよ~と思っていたのですが、やってみたらすっかりはまってしまいました。
踊りの基本が身につき、健康にも良く、さまざまな人が、それぞれの目的で、一緒のことができるのは、
太鼓の良さだと思います。

小口先生のおっしゃっていた言葉をご紹介します。
太鼓は、人々の心を奮い立たせ、又逆に心をなごやかに和らげる事の出来る他に類例を見ない楽器であり、見せて聞かせ、聞かせて見せる、恰もスポーツと音楽を一緒にして同時にやると言う特殊な芸能であり、人前で己のもてる心身のすべてを出し切り(発表)前向きに行動を興す心身の発揚と、尚更に古より太鼓は神仏のすまいと考えられており、したがってこれを打奏する事は神仏との対話、祝詞経典であり、敬虔、真摯、精進、潔斎してこれに当たると言う精神的な部分とが一体となり、「ふれ愛」「話し愛い」「助け愛い」の三愛精神を身につけ、人間社会生活の基盤となる重要な部分を実践、会得する事に依り、心身が浄化され、健全な思想が創造されるのである。

日本人は、生活そのものが美しかった。
美しいものは、体にも良く、心にも良い。
日本の踊りは、農作業の合間のストレス解消、疲労回復でもあったので、身体に良いはずです。
日本の美しさとは、まっすぐな心だと思います。
身体と心はつながっているので、まっすぐな心になるためには、まっすぐな動きをすれば良いのではと考えます。
それには、天地を結び、左右のバランスをとるバレエと太鼓が、適していると私は思います。

田楽太鼓教室
毎週水曜日
10:30~11:30 (大人クラス) 
15:30~16:30 (子供クラス)
場所  世田谷菅原神社神楽殿 (京王線明大前駅・下高井戸駅徒歩7分)
入会金  5000円

月謝   3500円 (月4回)

小学生以上太鼓レンタル代  6000円(1年分)
バチ  1000円 (幼児)
2000円(小学生以上)
毛バチ 4500円(大人)
1回    2500円
普段まったく運動をしていない方も歓迎です。
動きやすい服装で。 元気で明るく楽しいひと時を!

日本人でありながら、あまり接する機会の少ない、日本各地の民俗舞踊や和太鼓のリズムにお気軽にふれてみませんか?

こきりこ唄

越中五箇山民謡こきりこ節にあわせた、純粋・素朴な踊りです。

花笠踊り

山形民謡花笠音頭にあわせた華やかな踊り。尾花沢の笠回しは、躍動感にあふれ見ている人を幸せにします。

白石踊り

源平の戦いによる霊を鎮める優雅な踊り

風の盆◎さんさ踊り